今回はストーリー概要とキャラクター紹介です。
中二病全開な文章に耐えられなくなった時点で即座にブラウザを閉じることをオススメします。
さて、一人でゲーム製作をする場合、ストーリーとシステムの決め方として次の二通りの方法が考えられます。
私はシミュレーションRPGに関してはまずシステムありきな考え方の人間なので、方法としては後者になります。
よって今回語るストーリー等は完全に後付けのもので、気分次第でいくらでもコロコロ変わることを注記しておきます。
とりあえずあらすじから。
人ではなくモンスターが大地を支配する世界。 人々は小さな集落に身を寄せ合い、モンスターのもたらす災厄に畏怖していた。 しかし同時に、彼らの血肉がもたらす富に心奪われてもいた。 富を求める人々は徒党を組み、モンスターへと挑んでいった。 ある者達は莫大な富を得た。 またある者達は末代まで消えることのない名声を得た。 その一方で、ある者達は命を落とした。 人々は、勇敢にもモンスターに挑む彼らのことを「ハンター」と呼んだ。 やがてハンターを管理・保護する「ハンターズギルド」が設立され、ハンターは職業として認知された。 ある者は己の富と名声のため、ある者は護るべき人々のため、一日たりとてギルドの門が開かれぬ日は無かった。 そんなハンターズギルドの一支部を擁する町「ソール」 ― その外れにある研究所にて。 白衣を着た少女が一人、険しい顔で眼前の装置を眺めていた。 そして装置が動きを止めると、可愛らしさの欠片もない不敵な笑みを浮かべながら、少女はつぶやいた。 「フフフ、完成だ…。これであいつらの鼻を明かしてやる…!」
天才腹黒少女とか完全に趣味丸出しですが、この少女の手足となって奴隷のように働くのがプレイヤーの操作する主人公です。
我々の業界ではご褒美ですね、わかります。
世界観はまぁ大体書いてある通りですが、重要な要素として、この世界にはまだ『生物としてのモンスターを研究する』という概念がありません。
「モンスターは狩ってその血肉を利用するためのもの」という割り切った考えがギルドを含む一般に広く浸透しています。
さすがに生息地などはギルドで調査されているものの、それもモンスターを効率よく狩るために必要な情報というだけの話です。
もちろんモンスターを研究しようとした先人達は居ました。
しかし、そもそもギルドの許可を得たハンターでなければ、モンスターの住処に行くことすらかないません。
ある者は研究の必要性を声高に叫ぶだけ…、またある者は制止の声も聞かずモンスターの住処へ赴き帰らぬ者に…。
人々はそんな彼らに対し、変人奇人のレッテルを貼るだけでした。
少女もまた、モンスターの研究に興味を持ったがためにギルドから変人扱いされ、町の住人にも距離を置かれていました。
しかし彼女はそれにめげず、アカデミーから与えられた研究所で表向きの魔法研究をしながら、裏ではモンスターを研究するための準備を着々と進めていました。
そしてついに完成させたのです。
魔法の力を駆使することによって、いかなる巨大モンスターでさえも生きたまま捕らえ、封じ込めることのできる装置を。*1
あとはサンプルとなるモンスターを捕らえて研究するだけ。
しかし、ここで単身モンスターの住処に赴くなどという無茶をすればまず間違いなく先人の二の舞です。
それに何より、彼女は自分を変人扱いし続けたギルドや町の住人の鼻を明かしたくてたまりませんでした。
そこで呼ばれたのが、彼女の唯一の友人である主人公。
「お前、ハンターになれ。主に私のために。」
こうして主人公のハンター生活が幕を開けることになるのでした。
…説明終わり。
なんだか黙々と概要を書いていると、テーブルトークRPGのGMにでもなった気分です。
このゲームの主人公に課せられる主な仕事は次の通りです。
果たして、彼女の研究を成功へと導き、ギルドの鼻を明かしてやることはできるのでしょうか。
とりあえず主要そうな分だけ。
キャラクター名とかは適当に決めたものです。
名門の魔法技術アカデミーを僅か10歳で首席卒業した天才魔法研究者。
しかしモンスターの研究に興味を持っていることからハンターズギルドの関係者達に変人扱いされている。
両親は既に他界し、天涯孤独の身。
変人扱いされたことで町の住人にも距離を置かれ、友人と呼べる人間は今では主人公しかいない。
そのため、ハンターズギルドに対しては並ならぬ怨恨を抱いている。
アカデミーに与えられたソールの町の研究所で、表向きには魔法の研究を行っている。
しかし裏ではモンスターを研究するための準備を着々と進めているようだ。
ソールの町のアイテム屋の息子(娘)で、両親と妹との四人暮らし。
アイテム屋家業を継ぐ気はゼロで、自分に合う仕事がないか探していたところをメルトに呼び出され、気が付けばハンターの道を歩むことに。
頼まれると嫌とは言えない性格だが、自分の信じるものは自分で決める強い意志の持ち主でもある。
周囲が変人扱いしようともメルトを信じ、変わることなく接し続けるただ一人の人物。
そのため彼女からは絶大な信頼を寄せられている…が、同時に日々パシリとして利用されてもいる。
ハンターズギルド:ソール支部の事務を一手に引き受ける敏腕ギルド員。
主人公とは幼なじみで、ハンターに志願してきたことを心配しつつも、一緒に仕事ができることを喜んでいる。
実はメルトの『モンスターを研究する』という考えにある程度の理解を示している。
しかしギルドの一員としてそれを公にすることはできず、密かに気に掛ける程度に留まっている。
…あれ?主要キャラが女性しかいなくね?
製作者の趣味だからね。しょうがないね。