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ゲーム製作は目的か道具か

ゲーム製作は目的か道具か

プログラミング/組み込み言語/Sqratのページを公開しました。
作成に一週間近くかかった大型ページです。
SquirrelのバインダとしてはまだSqPlusの方が有名ですが、このページを読んでSqratに興味を持つ人が一人でも増えたら嬉しいですね。
…いや、私は別にSqratやその作者とは何の関係もない人間ですが。

しかし、我ながらどうしてこんなページを作るまでに至ってしまったのか、ふと考えてみました。
最近のマイブームである組み込み言語関連への好奇心が爆発した結果ではあるのですが、そもそもどうして私は組み込み言語関連に興味を持ったのでしょうか。
その根本原因はやはり、先月あたりに毎日ぼやいていたS-RPG製作でしょう。

つい先日、仕事の先輩との会話の中で、趣味のゲーム作りに関する話題が出てきました。
「こういうゲームを作りたい」という考えがあるのは私も先輩も同じだったのですが、実際のアプローチは両者でまったく異なるものでした。
なぜなら、そもそもの主目的が異なっていたからです。

  • 先輩は『ゲームを作りたい』ので、その実現方法としてプログラミングを用いる。
  • 私は『プログラミングをしたい』ので、その題材としてゲームを用いる。

先輩のゲーム作りにおける手順は概ね次のような感じだそうです。

  1. ゲームの仕様を決める。
  2. とりあえず仕様(あるいは仕様の一部)に沿って動くプロトタイプを作ってみる。
  3. つまらなかったら製作をやめ、再び仕様決めに戻る。
  4. 面白かったら実際の作り込みに入る(でも大抵途中で飽きるらしい)。

一方、私はゲームを作ろうとすると大体次のような感じになっていきます。

  1. ゲームの仕様を決める。
  2. 必要になりそうなライブラリ、アルゴリズム等々を選定する。
  3. ゲームのライブラリ部分を作成したり、技術情報を自分の文章でまとめたりする。
  4. 完成して満足、もしくは途中で断念して終わる。

私のPCの中には、一度も使われていないゲーム用(と思われる)ライブラリの残骸が大量に転がっています。
それでも『プログラミングをしたい』という目的はある程度達せられているため、私個人としては満足してしまっているわけですが。

今回も同じです。
設定等を外に出すためには組み込み言語を使うのがいいだろうということで調べ始めたのが最後でした。
まぁ、決して無駄にはならない知識を得たので、やはり私個人としては満足なわけですが。

…でも、ゲームを作りたいという気持ちが無いわけじゃあないんです。
でなきゃ題材としてゲームを選び続ける理由がないですから。
いつも大風呂敷を広げすぎて途中で挫折するから、もうちょっとライトなゲームを考えてみればいいのかな。

Category: [サイト][創作] - 2009-11-24 02:32:06

  • ライトな・・・と考えてもいまいちモチベーションあがらないんじゃないの? 壮大な風呂敷は飽きるまでの満足度のためだと思う今日この頃 -- nikk-ou 2009-11-24 (火) 23:24:14